12 「医療費通知」に記載されている医療費のうち「療養を受けた病院、診療所、薬局等の名称」欄が空欄である場合@

医療保険者から送付を受けた「医療費通知」の内容を確認したところ、いくつかの医療費について「療養を受けた病院、診療所、薬局等の名称」欄に医療機関などの名称の記載がありません(空欄)でした。

このような医療費についても「医療費通知」を確定申告書に添付することにより医療費控除を受けることができますか。

 

問1に掲げる@からEまでの項目のうち、Cの「療養を受けた病院、診療所、薬局等の名称」とは、医療機関等の名称であって、医療費の支払先が具体的に特定できるものを指しますので「療養を受けた病院、診療所、薬局等の名称」の記載のない(空欄である)医療費については、このままでは医療費控除の対象とすることはできません。

 

したがって、このような医療費については、領収書に基づいて必要事項を記載した「医療費控除の明細書」を確定申告書に添付して医療費控除を受けることになります。

 

併せて、「医療費控除の明細書」に記載した医療費の領収書を確定申告期限等から5年間ご自宅等で保存する必要があります。

 

また、ご質問の場合、具体的な医療機関等の名称を「医療費通知」に補完記入することもできますが(記載例は問 13 参照)、この補完記入をした医療費については「医療費控除の明細書」を作成したこととなり、上記と同様に領収書を確定申告期限等から5年間ご自宅等で保存する必要がありますので、ご注意ください。

(注) 医療機関等の名称を補完記入した医療費以外で、問1の@からEまでに掲げる6項目の記載があるものについては、「医療費控除の明細書」への記載を簡略化することができ、領収書の保存も不要となります

 

出所:国税庁

 

 

 

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