1 仮想通貨を売却した場合
仮想通貨は最近よく耳にしますね。
そうですね。
仮想通貨は現在のところ、交換手段としての通貨本来の目的と違って、投機対象という印象が強いですね。
価格が安い時に買って、値上がり時に売り抜けて利ザヤを稼ぐ。
この場合には、儲けに対して所得税などの税金がかかってくるので注意が必要です。
次の仮想通貨取引を行った場合の所得の計算方法を教えてください。
(例)
・ 3月9日 | 2,000,000 円で4ビットコインを購入した。 |
・ 5月20日 | 0.2 ビットコインを 110,000 円で売却した。 |
(注) 上記取引において仮想通貨の売買手数料については勘案していない。
上記(例)の場合の所得金額は、次の計算式のとおりです。
【計算式】
110,000円−(2,000,000円÷4ビットコイン)×0.2ビットコイン=10,000円(注)
[売却価額] [1ビットコイン当たりの取得価額] [売却した数量] [所得金額]
(注) その他の必要経費がある場合には、その必要経費の額を差し引いた金額となります。
保有する仮想通貨を売却(日本円に換金)した場合の所得金額は、その仮想通貨の売却価額 と売却した仮想通貨の取得価額との差額となります。
【関係法令等】 所法36、37 法法22、22の2
出所:国税庁