9 補填された金額の「医療費通知」への付記方法

こ負担した医療費のうち一部について自己負担分の減免を受けたものがあります。

しかし、医療保険者から交付を受けた「医療費通知」(医療費のお知らせ)上の医療費の額は、この減免分の額が差し引かれる前の額のままでした。
そのため、この減免分の額については、「医療費通知」に医療費を補填する金額として付記しようと思うのですが、具体的にどのようにすべきですか。

 

「医療費通知」に記載される「被保険者等が支払った医療費の額」は、医療保険者が作成時点で把握している情報に基づいて記載されているため、公費負担医療制度や市区町村による医療費助成、減額査定、未収金などが「医療費通知」に反映されていない場合があります(問8参照)。

 

そのため、「医療費通知」に反映されていない医療費負担の助成など医療費を補填する金額がある場合は、その金額を「医療費控除の明細書」の「1 医療費通知に関する事項」のうち「(3) (2)のうち生命保険や社会保険などで補填される金額」に記載し、「医療費通知」に医療費を補填する金額がある旨を付記した上で、「医療費控除の明細書」と「医療費通知」を確定申告書に添付してください。

 

なお、医療費を補填する金額がある旨や窓口負担の減免分がある旨(問8)を「医療費通知」に付記する場合は、例えば次のように記載します。

 

〈記載例〉
@ 医療費を補填する金額がある場合(例:公費負担医療制度による給付)
医療費控除,医療費通知への付記方法,所得税,西宮市,税理士

 

A 医療機関の窓口において医療費負担の減免がある場合(例:市区町村による医療費の助成)
医療費控除,医療費通知への付記方法,所得税,西宮市,税理士

 

出所:国税庁

 

 

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